CULTURES
文学の森
 せとうちは、長い歴史の中で数多くの文化を生み出した。また、加計呂麻は文学の島ともいわれ、ロシア文学の昇曙夢を生み、純文学の著名な作家、島尾敏雄を育てた。

島尾 敏雄■島尾 敏雄

 海軍予備学生となった島尾敏雄は、四艇特攻要員に任じられ、第18震洋隊指揮官として加計呂麻島呑之浦に基地を設営、出撃(死)を待った。
この状況の中、押角の大平ミホと出会い、生と愛が燃え輝いた。震洋隊は発進しないまま、敗戦。ここでの極限の体験が島尾文学の基になったと言われる。
 芸術員会員。第1回戦後文学賞、芸術選奨、日本文学大賞、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、野間文芸賞など受賞。
 基地があった呑之浦に文学碑が建立されている。

−主な著作−
「死の棘」「出発は遂に訪れず」「震洋発進」「ヤポネシア考」「日の移ろい」
「過ぎゆく時の中で」「夢日記」等々。

−映画化作品−
「死の棘」は松坂慶子主演で映画化され、ノーメイクでの熱演が注目された。

昭和61年逝去。69歳。

■昇 曙夢(ロシア文学者)
昇 曙夢(ロシア文学者)
 明治11年、加計呂麻島の芝に出生。 1928年トルストイ誕生100年祭に国賓として招待されたのをはじめ、ソ連に渡ること前後4回。ロシア文学に関する著述翻訳等数十種。
 また奄美の歴史にも造詣が深く、昭和24年「大奄美史」を著した。


昭和33年逝去。81歳。


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