トゲネズミ (齧歯目ネズミ科、天然記念物)は硬い棘毛を密生する森林性のネズミで、徳之島・沖縄本島にもや や大型の亜種が生息する。
この動物がもっともハブの餌食になってしまいそうなのであるが、ハブの胃 内容に発見されることはまれである。
両後肢をそろえてピョンピョンとジャンプするようにして走るトゲネズミは、ハブの攻撃も
ジャンプしてかわすことが知られている。
この3種だけでなく地上性のアマミヤマシギ等にも言えることであるが、奄美大島の動物は基本的に夜行性である。
これはハブの攻撃を避け、ともに森林内で生活するために獲得した習性であろう。
数百 万年前の昔から現在にいたるまで、これらの動物とハブは森林の中で長いつきあいを
続けている。