知之浦

 町制施行前、知之浦は瀬武の小字でした。牛の引く製糖小屋が3ケ所あって、出来た黒糖は樽(六十㌔)に詰めて古仁屋に出荷していた。キビで家庭を支えていましたね。自家用の米も作り、かつおのえさ(キビナゴ)も取っていたよ。とにかく、自給自足でみんな忙しく働いていました。
 知之浦は利用者が少ないのでバスも通っていませんが、今後も瀬戸内町がますます発展することを願っています。財政の許す限り産業、教育、文化などを振興してほしい。伝統行事 アラセツ(旧暦八月最初のひのえの日)に集会場のあるミャー(広場)で豊年祭・敬老会がある。
 旧暦九月には集落中心のムリヤマで祭りがある。ムリヤマはトーノヤマ(唐の山)と呼ばれていたが、昭和初期に「守山」に改めたとされる。トーノヤマは昔、ムリヤマの北側にあるグスコ(グスク)に来島した大陸の人々に住民が殺害されたという言い伝えに由来する。

メモ

 マツの大木が茂る山(ムリヤマ)が海にせり出し、集落を二分する。ムリヤマの入り口には「鎮守」の鳥居が立ち、山頂のマツの根元に石を囲ったご神体が祭られている。入り江では真珠の養殖が行われている。

 

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