実久(さねく)

 代々ウルメ漁が盛んで網元が三ヶ所にあったね。糸満(沖縄)の漁師たちも数十人来て、2~3ヶ月泊まっていた。製糖小屋も数ヶ所あり、米や野菜は自給自足だった。戦後は130戸ほどであって、裸足で薩川小まで1時間かけて通学した。実久の集落は海に沿って道が一本まっすぐ走っているのが特徴ですね。家は道に沿ってあるからわかりやすい。今も春先には、青年団でハブ除けの「用心棒切り」をします。シイの木で50本ほど作ります。町はもっと経営感覚を持ち、「株式会社瀬戸内町」であってほしいですね。これだけの資源がありながら、生かしきれていない。金儲けがへたですね。観光にしてもお客は名瀬で弁当を買い、瀬戸内を回って帰るだけ。もっと(地元に)お金を落とす方法を考えてほしい。

伝統行事

 旧暦9月9日に実久三次郎神社祭がある。豊年祭や敬老会も同時に行われ、今年は薩川中の生徒らが90年の歴史を持つ棒踊りを初披露した。

メモ

 現在、森区長らが伝統の棒踊りを子どもたちに教えている。近くの江仁屋離(無人島)はハブがいないため、キャンプ地として人気が高い。昨年は約600人の利用があった。90%は関東など本土客。

ページトップへ