薩川

 昭和30年代までキビや稲作、パルプなどが盛んでしたね。水車の製糖小屋も一ヶ所ありました。食糧難でソテツのセンガイやナリガイで飢えをしのいだものです。農林漁業などあらゆる面で町内に働く場を創設し、若者の人口減少を食い止める瀬戸内町であってほしい。また、若者自身も地元で新しい仕事を作り出すよう頑張ってもらいたい。

伝統行事

 一月二日に合同年の祝いが集落公民館である。一九五六年(昭和三十一年)生活改善の一環として始まり、毎年欠かさず行われている。旧暦四月のひのえうまの日は集落合同のハマウリ(浜下り)。旧暦八月のアラセツ(初ひのえの日)は豊年祭・敬老会があり、児童生徒や青年団の相撲大会、八月踊りなどがある。

メモ

 芝集落との間にそびえる高鉢山の山頂では、米軍政下の一九四八年(昭和二十三年)、干ばつが続いたため集落の人々が雨乞いをした。集落の背後にそびえる聖地ウガンヤマ(ウボツ、カミヤマ)には洞穴があり、武将の刀や頭蓋骨が葬られていたと伝えられるが、現在は荒れて入ることができない。かつお船が一隻残る。

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