役場から
広報せとうち
平成13年7月号

人口のうごき
       平成13年6月1日現在
総人口


世帯数 
 11,775
5,626
6,149
5,698
(-4)
(0)
(-4)
(+2)
カッコ内は前月との比較
シーカヤック大会
透きとおるようなマリンブルーの中をカラフル
な熱帯魚が群をなして泳いでいるようです 
2001奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会
きらめきアドバイザー事業
薩川海岸に燃料タンク二基漂着
遠隔医療実験がスタート 無線LANで与路診療所と交信
近大奄美試験場が開所
ふるさとの自然(薩川湾鳥瀬)
ふるさとの文化財(マツガネの墓)



桜2001奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会

 過去最多265艇が出場

 「2001奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻大会」が7月1日、本町の大島海峡を舞台に開催されました。
 大会には、北は北海道から南は沖縄までの全国各地からシングル(一人艇)158艇・158人、タンデム(二人艇)86艇・172人、リレー21艇・85人とオープンを含む計270艇・415人が出場して紺碧の空と海の自然を満喫しながらマラソン、駅伝、ハーフの三部門で海上レースに挑みました。
 今年の大会は、青空がどこまでも続く快晴、気温は30度を超え、風、波とも穏やかと、シーカヤックレースには絶好のコンディションになったが、参加者にとっては猛暑との戦い友成増した。
 午前9時30分にタンデムが、10分後にシングル勢がさらに10分後に駅伝とハーフが斉にスタートし大島海峡を舞台に色とりどりのシーカヤックが競いあっていました。
 レースは、シングルが海上レース初参戦の笹川佳範選手(埼玉県)がスタート直後から飛び出し、2位に6分の差をつけ、初の栄冠を手にしました。また、瀬戸内町勢では、山畑貴宏選手が3時間15分26秒の好タイムで3位に入る健闘を見せました。
タンデムでは大会10日前に急きょペアを組むことが決まった松沢・百田ペア(福岡県・広島県)が昨年優勝の木村・宗ペア(広島県・岡山県)に約2分の差をつけ逃げ切り、うれしい初優勝を果たしました。瀬戸内町の中田・山畑ペアが3時間10分25秒の好タイムで3位に入りました。また、今年から新設されたハーフ部門シングルで66歳の本田大三郎選手(神奈川県)が他を圧倒し初代王者に輝きました。
 当日は、真夏の太陽が照りつける暑い中、たくさんのボランティアの方々の支えのもと大いに盛り上がりました。





シーカヤック大会の様子





桜きらめきアドバイザー事業

 藤田近大教授が講演

 6月15日、町中央公民館ホールで本年度のきらめきアドバイザー事業があり、近畿大学農学部の藤田藤樹夫教授が「地域特産品の開発と地域活性化〜微生物とのかかわり」の演題で講話をし、特産品開発の基本的な考え方などを説明しながら、本町で生産が多いソテツの活用としてナリみそを評価していました。
 応用微生物、農産製造学が専門の藤田教授は、消費地から離れた奄美では割高な運賃は宿命であり、付加価値の高い製品開発を重要なポイントとしてあげ、特産品の抽出及び開発に当たっての基本的な考え方として、 ふるさと性や町の特性がよく表れているか 既に確立されている瀬戸内町のブランドは今後も十分活用する 近隣地域であまり栽培されていないもの 食生活の変化を考慮したもの 観光にとって有効な産品などをアドバイスしました。
 続いて農産物の処理方法として、 天然のままの保蔵 天然の良さを生かして貯蔵性のある製品に変える加工 構成成分を取り出し科学的転換を行なって貯蔵性と均一な機能的製品の製造などについて微生物や酵素を用いた生物的加工法を説明し、知恵を交わすことによって新しい製品が開発され、地域活性化につながると話されました。





桜薩川海岸に燃料タンク二基漂着

  
 6月12日、米軍のF15戦闘機のものとみられるアルミ製の補助燃料タンク二基が、薩川集落近くのウフギ海岸に漂着しているのを近くで真珠貝の引き上げ作業していた男性が見つけ古仁屋海上保安署に連絡しました。タンクは長さ約6.5メートル、直径約90センチで、一基は砂浜に漂着し、もう一基は浜から約100メートル離れて海中に頭を出し立った状態でありました。 福岡防衛施設局によると、投棄したF15戦闘機は11日、米軍嘉手納基地に帰る予定だったが、悪天候で宮崎県の航空自衛隊新田原基地に緊急着陸した。その際、機体を軽くして航続距離を稼ぐために、六機のうち三機は沖縄周辺で、一機が喜界島沖合でタンクを2本ずつ計8本を投棄した。





桜遠隔医療実験がスタート無線LANで与路診療所と交信



 鹿児島大学とKDDI研究所が共同で進めてきた無線LAN(構内情報通信網)による離島遠隔医療実験「サザンクロスプロジェクト」の開通式が6月8日町物産館で行われました。
 式では、義永町長、浅見徹KDDI研究所副所長、中山茂鹿大教授がテープにはさみを入れ、システムが稼働すると、さっそく与路島のへき地診療所との間で映像と音声による交信が交わされました。実験は来年3月まで続けられ、遠隔医療とともに教育、保健・福祉分野での有効活用に期待がかかっています。
 同システムは、鹿児島大学医学部、工学部が通信業界のKDDI研究所と共同で開発に取組み、古仁屋と与路の診療所の間約20キロを、加計呂麻島に中継アンテナを置き無線LANで接続し、さらに古仁屋と鹿児島大学の間をISDN回線でつなぐものです。 医師が常駐していない与路島で急患やけが人が出た場合などは、古仁屋の医師が無線で送られた画像、音声を基に診察し、看護婦に適切な処置を指示することができるほか、鹿大医学部との遠隔診療も可能になりました。




桜近大奄美実験場が開所



 魚類資源の増殖を目指し、本町花天地区に設置されている近畿大学水産研究所に、事務所や宿舎、食堂などが入った陸上施設の管理棟が完成したのに合わせて、同研究所奄美実験場の開所式が6月5日にありました。
 開所式は、近畿大学関係者をはじめ町役場、瀬戸内漁協、施工業者、日本栽培漁業協会奄美事業所などから約90人が参加して、管理棟の前で行われました。近畿大学水産研究所の熊井英水所長が、土地の整備に合わせて施設の増築を進めていくとして計画の概要を話しながら「地元の方々と力を合わせて地区発展のために頑張りたい」とあいさつをしました。その後、関係者七人によるテープカットに引き続き、敷地内に町から寄贈されたシャリンバイの記念植樹がありました。
 管理棟は実験場の中核施設として、昨年10月に着工し、この3月に完成しました。鉄骨二階建て、延べ床面積204平方メートル、事務室、研究室を兼ねた宿舎、食堂を備え、大学本部職員、定時職員、瀬戸内漁協出向職員合わせて8人体制で事業が始まっています。




桜ふるさとの自然


 薩川湾鳥瀬

 
 6月23日、奄美地方は梅雨明けの発表がありました。これは平年に比べ5日早く、昨年より二日遅い梅雨明けとなりましたが、五月の連休明けから梅雨入りして、6月22日までの降水量は776ミリと昨年の442ミリを大きく上回りました。
 これから、にわか雨はあるものの台風が接近しない限りまとまった雨は降らず、太平洋高気圧に覆われ、肌に痛いほどの日差しが容赦無く照りつける、本格的な夏を迎えようとしています。
 いよいよ夏本番を迎え海の恋しい季節になってきました。本町には数多くの海水浴場がありますが、人工の施設は何一つ無いのに海水浴、キャンプ場として人気のある場所があります。大島海峡に大きな口を広げている薩川湾の入口に、沖の方まで薄いグリーンの絨緞を引き詰めたような白浜が広がっているのを見ることができます。岬の上に、昭和天皇の行幸記念碑が立つ海岸線を見ていると、交通手段が船だけにもかかわらず多くの人が来るのがうなずけます。













桜ふるさとの文化財

マツガネの墓

 八月踊りの唄に嘉鉄伊能国主という唄があります。


          い  の  くんしゅ      いきがち
      嘉鉄伊能国主や 生勝がでぃ

    馬乗りが 馬やなてぃけぐと

    マツガネ乗りが


 
 この唄に出てくるマツガネは、慶応の初期に阿鉄に生まれ、村一番の美人で、また、機織の名人でもあり、働き者だったとのことです。身なりはお粗末で、顔は墨までついていたとのことですが、これは一説によると、嘉鉄の伊能国主との恋仲を村の青年たちから目そらすために、自分で顔に墨をつけ素顔を隠していたといわれています。